Webアクセシビリティー・ニュースクリップ

2009年9月2日

自治体サイトWebアクセシビリティ調査 2009

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ユニバーサルワークスが毎年行っている全国自治体を対象としたWebアクセシビリティ調査が発表となった。
都道府県のサイトでは毎年着実にアクセシビリティ対応が進み、差が縮まりつつある。高評価のサイトと中評価のサイトが増えたため、奈良県、岐阜県、石川県、徳島県など低評価のサイトが目立つ結果となってきた。政令指定都市別では川崎市の低評価が目立つ。

自治体サイトWebアクセシビリティ調査 2009

2009年8月18日

第4回アックゼロヨン・アワード結果

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第4回目を迎えたアックゼロヨン・アワードの結果が発表された。グランプリは「どんな?文科!数字で見る文部科学省」。制作はビジネス・アーキテクツ。アックゼロヨン・アワードはアクセシビリティやビジュアルデザインを含めた6つの評価軸から優れたサイトを表彰するイベント。

結果の詳細(アックゼロヨン・アワードサイト)

2009年8月10日

ブラウザシェア 2009年7月

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2009年7月時点での全世界のブラウザシェアを転載する。転載元はMarket Share

IE6 : 27.21%
IE7 : 23.09%
Firefox3.0 : 16.21%
IE8 : 12.46%
Firefox3.5 : 4.54%
Chrome2.0 : 2.37%
Safari4.0 : 2.22%

8位以下は省略。Opera9.xは約1.73%。

大きなシェアを占めるブラウザが無くなり、新バージョンのブラウザへの過渡期であることがわかる。ブラウザ毎ではIEが7割、Firefoxが2割の状態は変わっていない。

IE7ユーザーはIE8に急速に移行するものの、IE6ユーザーはなかなか減少しないため、結果的にIE6ユーザーが第一位となったとみられる。IE8は急速にシェアを伸ばし、このままの勢いであれば10月にはIE8がIE7を上回る予想。IE6ユーザーは他のブラウザにあまり移行せず、年内中は17~20%を維持する可能性もある。

2009年6月6日

浅川智恵子氏がIBMフェローに

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日本IBM 東京基礎研究所の浅川智恵子氏がIBM技術者の最高職位「IBMフェロー」に任命されたという。

『米IBM,全盲の日本人女性研究員をフェローに任命』 ITpro 2009年6月4日記事

『浅川智恵子氏がIBMフェローに – 日本人5人目』 マイコミジャーナル 2009年6月5日記事

2009年3月27日

ブラウザシェア 2009年2月

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2009年2月時点での全世界のブラウザシェアを転載する。転載元はMarket Share

IE7 : 35.78%
IE6 : 32.11%
Firefox3.0 : 19.51%
Firefox2.0 : 2.56%
Opera9.x : 2.07%
Safari3.2 : 1.85%
Chrome1.0 : 1.42%
IE8 : 1.16%
以下は省略。

IE8の正式版が公開されたので今後数字が大きく変わる見込み。

追記-2009年8月10日:
MarketShareが調査方法を変更したため、データを修正しました。

2009年2月17日

政党サイトのアクセシビリティ

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アライド・ブレインズが実施した「第1回 政党ウェブサイト全ページクオリティ実態調査」の結果が発表された。対象となったのは日米韓の13の政党サイト。最高評価のAレベルにはアメリカの共和党、続くBレベルには日本の社会民主党が入り、残りの政党はCレベル以下となっている。

A.A.O. 第1回 政党ウェブサイト全ページクオリティ実態調査 結果発表

2009年1月30日

モバイルサイトのユーザビリティ

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モバイルサイトを構築する際に注意すべきポイントをまとめた記事が連載されている。執筆しているのはIMJモバイル モバイルユーザビリティ研究所。

参照:
連載・モバイルサイト構築のユーザビリティいろは『第1回 モバイルサイト構築前に知っておきたいユーザビリティ10のポイント』 Web担当者Forum 2009年1月29日記事

2009年1月23日

JIS X 8341-3 改正原案が公開

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日本規格協会がJIS X 8341-3の改正原案を公開した。W3Cが昨年12月に勧告したWCAG2.0の内容に沿ったものとなっている。

JIS X 8341-3 改正原案 公開レビュー

2009年1月11日

タッチパネルとICカード専用改札

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新技術の普及によってアクセシビリティの確保が難しくなる例を2件。

1件は「電子機器でのタッチパネルの採用が急増しているが、一方で、目の不自由な人々があらゆる家電から遠ざけられてしまうとの懸念が生じている」という記事。

参照:
『家電のタッチパネル急増、視覚障害者の利便性に課題も』 ロイター 2009年1月10日記事

記事中でスティービー・ワンダーはiPodやブラックベリーは使いやすいと述べている。

もう1件は「視覚障害者は切符を使う人が多いが、ICカードと切符の両方が使える従来型『併用機』と、ICカード『専用機』との区別がつかず、視覚障害者の間から不満の声が出ている」という記事。

参照:
『どちらが切符用?カード専用改札機増加で視覚障害者が困惑』 読売新聞 2009年1月9日記事

2008年12月13日

IE8のアクセシビリティ

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Internet Explorerの次期バージョン「IE8」で搭載される予定のアクセシビリティ機能が明らかとなった。

参照:
『マイクロソフト、IE 8のアクセシビリティを強化──3つの機能をブログで紹介』 Computerworld.jp 2008年12月12日記事

新機能として「キャレット・ブラウジング(Caret Browsing)」、「適応ズーム(Adaptive Zoom)」、「高DPI(High DPI)」が紹介されている。

2008年12月12日

W3C、WCAG2.0勧告案を発表

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W3Cがアクセシビリティに関する新ガイドラインを正式に確定させた。
Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0

サポート文書も公開。
How to Meet WCAG 2.0 (クイックレファレンス)
Understanding WCAG 2.0
Techniques for WCAG 2.0
The WCAG 2.0 Documents (文書どうしの関係表)

追記:日本規格協会が和訳を公開している。
WCAG2.0 和訳
Understanding WCAG 2.0 和訳

2008年12月5日

大学サイト・ユーザビリティ調査2008

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日経BPコンサルティングが行った「全国大学サイト・ユーザビリティ調査2008/2009」の結果が発表された。調査対象サイトは、全国200の大学サイト。1位は前回と同じ国立徳島大学。

参照:
ニュースリリース「全国大学サイト・ユーザビリティ調査2008/2009」 日経BPコンサルティング 2008年12月4日発表

2008年12月2日

Windows 7のアクセシビリティ

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次期Windowsでは「拡大鏡」や「スクリーンキーボード」に改良が加えられるという。

参照:
『MS、Windows 7のアクセシビリティについて説明』 ITmedia 2008年12月01日記事

2008年11月7日

NEC、客観性を高めたユーザビリティの評価方法を開発

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NECが自社製品のユーザビリティ向上のため、新たなユーザビリティの評価方法を開発したという。

参照:
『NEC、ユーザビリティの客観的な評価方法を開発』 EnterpriseZine 2008年11月6日記事

ユーザビリティの評価手法には大きく分けて、実際にユーザ(被験者)に参加してもらう方法と、そうでないものがあるが、今回開発されたのはユーザ非参加型の手法であるヒューリスティック法を改良したもののようだ。ヒューリスティック法はヤコブ・ニールセンによって提唱された手法で、3~5名の評価者がガイドラインに基づき、経験則によってインターフェースを評価する。実施が容易な反面、経験の深い人材が必要な短所があったが、NECはこの点を改良し、経験の浅い評価者がいても結果に大きなぶれが出ないようにしたようだ。

2008年10月18日

独立行政法人のユーザビリティ調査 2008

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日経BPコンサルティングが行った「独立行政法人Webサイトユーザビリティ調査2008/2009」の結果が発表された。調査対象サイトは、2008年7月時点に存在する全独立行政法人101サイト。1位は日本貿易振興機構(JETRO)で制作したのはブルーバンブー(株)。

ニュースリリース「独立行政法人Webサイトユーザビリティ調査2008/2009」 日経BPコンサルティング 2008年10月16日発表

2008年10月3日

アライド・ブレインズ 2008年自治体サイト調査

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アライド・ブレインズが行った、「2008年 自治体サイト全ページクオリティ実態調査」の結果が公表された。対象は全国47都道府県庁、人口12万人以上の自治体、東京23区の計282自治体公式ウェブサイトで、同社が開発した自動解析プログラム「CRONOS2(クロノス2)」を用いてアクセシビリティの基本となる代替テキストの有無や文章の構造化、リンク切れ等の現状を解析したもの。

参照:
『年々向上するもまだ5割以上が「不十分」――自治体サイトのアクセシビリティ対策』 ITpro 2008年10月02日記事
『自治体サイトのアクセシビリティーは向上傾向―2008年自治体サイトの品質実態調査』 Web担当者Forum 2008年10月02日記事

前年と比べてBレベル以上の自治体が増えており、全体的に改善されてきているという。

「2008年 自治体サイト全ページクオリティ実態調査」 A.A.O.

2008年10月1日

Apple、iTunesのアクセシビリティを改善

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AppleがiTunesとiTunes Storeをスクリーンリーダーに対応させることでマサチューセッツ州の検事当局およびNFB(National Federation of the Blind :全米視覚障害者連合)と合意したという。近年の利用者数拡大によって公共性が高まったことに対応したものとみられる。

参照:
『アップル、「iTunes」で視覚障害者向けアクセシビリティを改善へ』CNET Japan 2008年9月29日記事

MacOSにスクリーンリーダーを標準搭載されていたり(英語のみ)、独自のアクセシビリティAPIを開発するなど、Apple社は近年アクセシビリティ面で力を入れ始めている。

2008年9月22日

「日経パソコン」企業サイトランキング 2008

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日経BPが国内の主要企業のWebサイトを対象に毎年行っている有用度調査の2008年度版が発表された。対象となる企業は前回と同じ500社。

今年度1位は富士通(前年度2位)、前年度1位の出光興産は4位に後退。前年アクセシビリティ項目の低得点により上位20社圏外となったNECが今年度2位に復帰。また民営化後にサイトをリニューアルした日本郵政がいきなり3位に入った。

企業サイトランキング 2008—主要500社のWebサイトを評価

2008年9月17日

自治体携帯サイトの可能性

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参照:『自治体の携帯サイトに高齢者が続々とアクセスする日』 ITpro 日経BPガバメントテクノロジー 2008年9月16日記事

ボランティア組織である老テク(老人を助けるテクノロジー)研究会が6月に発表した「電子行政サービスに関するアンケート」の結果を基に自治体携帯サイトの可能性について語られている。

記事によれば自治体の情報に対する高齢者の関心は高いものの、習熟は容易でないため、韓国のように政府が高齢者の情報機器利用を支援することが提案されている。

政府が支援すべきかどうかの問題は一旦置いておくとして、パソコンより操作がしやすい携帯に活路を見出している点は同感。

2008年8月30日

Target.comがNFBと和解

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Target.comがNFBと和解

2006年からWebサイトのアクセシビリティに関して争われていた訴訟で被告側のTarget社と原告側のNFB(National Federation of the Blind :全米視覚障害者連合)が和解したとのこと。国内のITメディアではなぜか報道されていないため、参照先は外国サイト(英語)のみ。

参照:
Target to pay $6 million to settle site accessibility suit』 ars technica 2008年8月28日記事(英語)
Target.com supports site design for blind people under legal settlement』 InternetRetailer.com 2008年8月28日記事(英語)
Target settles with blind patrons over site accessibility』 cnet news 2008年8月28日記事(英語)

記事によると和解の条件としてTarget社は集団訴訟のメンバーに対して配分されるために設立された損害賠償基金に対して600万ドルを支払うこととなったとのこと。また自社のサイトを今後アクセシビリティの確保されたものに改善し、NFBがTarget社の社員を教育する研修の費用も会社側が負担することを約束した模様。

下のサイトで最終的な和解同意書を読むことができる
NFB Target lawsuit site

争点であったWebサイトにADA(Americans with Disabilities Act :障害を持つアメリカ人法)は適用されるかどうかの司法当局の判断については両者が和解に至ったため、今回明らかにされなかった。

ともあれ今回の結果を受けて、米国内の他の通販系サイトにも影響が及ぶことが予想される。

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