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2007年10月23日

target.comに対する訴訟が集団訴訟に認定

target.comに対して起こされていた訴訟がカリフォルニア州連邦地裁によって集団訴訟(class-action)に認定されたという。

『Target.com のアクセシビリティを巡る訴訟が集団訴訟へ』 internet.com 2007年10月04日記事

集団訴訟(class-action)については以下が詳しい。
「裁判用語」-松山大学 田村譲教授のページ

この訴訟はそもそもカリフォルニア州に住む一人の大学生がNFB(全米視覚障害者協会)と共同して起こしたものであるが、同様に不利益を被った人々全体(class)を代表する訴訟であるとカリフォルニア州連邦地裁によって認められたということのようだ。
※今回の場合、「同様の不利益を被った人々」はTarget.comを利用したくてもできないスクリーンリーダー使用者全体

target側はNFB側が要求する改善はすでに実施済みであること示している。

それに対してNFB側は改善は訴訟提起後のことであり、またサイトが今現在も「使いやすい」レベルには達していないと主張している。

2007年10月 5日

「日経パソコン」企業サイトランキング 2007

日経BP社が国内の主要企業を対象に毎年行っているWebサイトの有用度調査が発表された。

「日経パソコン」企業サイトランキング 2007

前回上位10社圏外(おそらく調査対象外)であった出光興産が「アクセシビリティ」項目と「使いやすさ」項目で高得点を獲得し、今年度1位となっている。その一方で前年度1位であったNECは上位20社圏外となった(「アクセシビリティ」項目での低得点が目立つ)。

調査対象が前回の120社から今回500社に大幅に増えたことで、順位が大幅に入れ替わり、調査自体の有用度も増している。使いやすいWebサイトを制作しながらも調査対象になっていない企業がまだ存在する可能性があり、さらなる調査対象の拡大を期待したい。